国際恋愛と国際結婚は全く違う
初めまして。Taniと申します。
早速ですが日本では様々な業種の分野で国際化が進み多くの外国人が移住・仕事・観光によって来日していますよね。
2020年1月(コロナ前)における日本で暮らす外国人の人口をご存知でしょうか?
推定287万人
だそうです。
これは観光客の数ではなく、住民票を取得し税金を払いながら日本で生計を立てて生活をしている外国人の数です。
私が子供の頃は街中で彼らを見かける機会はほとんどなかったように記憶していますが・・昨今は都心に近づくほど割合が多くなりますよね。
さて。題名の件について。
国際恋愛と国際結婚は違う
というお話。
まぁ日本人同士でも恋愛と結婚様式は人によって大いに違いますが。
ここでは私が個人的に感じた国際結婚のちょっとした面倒くささをお伝えしていこうと思います。
1.結婚や住民票、健康保険や免許証等、行政の手続きがクソめんどくさい
もしパートナーが日本語ペラペラOr内容を理解できる場合はそれらはとてもスムーズでしょう。
役所関係の手続きの際、パートナーの出身国の大使館から取り寄せた日本語でない資料にあなたが日本語翻訳をして記載し、提出をすることもあります。
2.パートナーの母国語もしくは英語が対応可能な病院を探す。
もしあなたがパートナーの通訳者として言語の橋渡しができる場合は問題ありません。
相手が体調不良、虫歯、病院へかからなければならない際に
病院のドクターの説明をパートナーにする必要がある場合があります。
そしてパートナーが診察を必要とするたびにあなたも呼ばれるでしょう。
都心では英語対応OKな場所も増えてきているようですが、まだまだ心よく対応してくれる場所は多くはないと感じます。
3.ローンやクレジットカードを作れない
これはパートナーの在留期間によります。
特に入籍をし最初の1年はクレジット機能付きのカードが作れません。
もちろんローンもできません。在留期間の取得年数が上がるにつれ緩和されるようです。最初のうちは現金主義で頑張ることになります。
これら上記の作業は通常日本人同士の場合には発生しません。
また、国際恋愛つまり”彼女・彼氏”として生活している中でもこれらはあなたにとってそれほど作業的な負担としての影響は少ないと思います。
ちなみに
日本では内科・外科・皮膚科・耳鼻科・呼吸器・など多くの専門医があり自分自身で何科を受診するのかを判断しますが、
私の主人の母国イギリスでは
GP(General practice)
という制度が存在し、専門医に診てもらう前にどのような症状でもまずはこのGPの診察を受けなければならないのです。
そしてGPの判断で専門医の紹介、診察となる。
先日主人が体調を崩した際にぼやいていたこと。
「イギリスでは何かあったらまず行く場所はひとつ。GPだ!
なぜ日本はたくさん専門医があって自分で選ばなければならないのか・・なんて面倒くさい・・・」
正直私には何が面倒くさいのか本当に、全くもって、
理解できなかった。
私は(日本では)症状によってどの専門医を訪ねるべきか各々がわかっているし、そこにGPというワンクッション挟まなければならない制度の方こそ時間の無駄というか・・・
また話がそれてしまった・・
国際結婚をするとお金・病院関係・行政の手続きなどが
とても身近になり、子供を持つとまた事務手続きやパートナーへのシステムの説明をしなければならなかったり
日本で暮らす以上日本語を母国語として話す話者の方が受ける負担は大きいと心得ておく必要があります。
だからと言って、日本語が十分でないパートナーに役割の分担等をお願いしたり期待するのは酷なものと考えましょう。
そしてあなたの役割が多くなってしまったとしても文句をパートナーには伝えない。
それらの作業がどれほど大変か私は分かります。
それらは一度で終わりではないのです。必要があれば今後何度でも発生します。
ただ、あなた以上に大変なのはやはり異国の地に住む決断をしてくれたあなたのパートナーです。
大事なのはひとつひとつの作業を
一緒にやる>やってあげる
徐々に日本のシステムに慣れ覚えていってもらいましょう。